実習受入
看護実習
Nursing practice
老人看護学実習と、成人看護学実習、臨床実習との特徴的差異は高齢者援助の総合的理解や日常生活援助への理解が優先的に促されることです。高齢者に提供されるサービスの種類毎に、その対象となる高齢者の特徴を理解し、そこで実践されている看護、介護の内容を理解することでより顕著に老人看護の理解が進みます。
高齢者が立ち上がるのを支える女性スタッフ

実習プログラム

01
オリエンテーション
初日と2日目に行います。
各々の実習目的を明確にして、この実習で学びたいことを確認してください。
介護保険法における、在宅・本入所の違いや、介護保険法による利用できるサービスの違い、対象者(介護度等)の違い等を学習してください。

02
短期入所(SS)見学
短期入所は在宅サービスです。
自宅で生活をしている方が、施設で数日間過ごしていただくサービスです。
入所の様子を観て入院との違いを確認してください。
施設と在宅の違いを学習してください。

03
通所(DS)見学
通所も在宅サービスです。
主に週2回、9〜16時を様々なプログラムを体験しながら、施設で過ごしていただきます。ここでは食後のプログラムを見ていただきます。
体調不良時や、外傷発生時における対応の方法が、本入所の御利用者様とことなる事を学習してください。

04
長期入所(特養)見学
介護保険施設の概要や人員基準、定義等を知り、入所者の方の介護・看護の方法を学んでいただきます。また、施設の各部署の職員間の連携や、高齢者とのコミュニケーション技術を学び、高齢者の身体的・精神的・社会的な特徴を把握する事で、高齢者を個人として尊重出来る様学習していただきます。
事前学習の確認を学生と共に行い、理解の上で見学に入れる様、教員と共に連携していきます。

05
経管栄養見学
経管栄養の管理を学習する。
経管栄養の注入時における留意点を、手技見学しながら学習してください。

06
食事介助見学
個々の咀嚼・嚥下機能別に提供される食事形態の把握と、食事介助時の留意点、及び、残存機能を活かして全介助にしない等の手技を学習していただきます。
見学のみで、直接介助は行いません。

07
配薬チェック見学
各ユニットに配薬する薬のセット方法、配薬チェック表における誤薬防止の確認方法等を学習していただきます。
看護師と介護職員4人で行うチェックにより、日々の誤薬防止に努めているところを学習してください。

08
情報収集
担当の御利用者様の既往歴・病歴・現疾患・薬情・家族歴・入所に至るまでの経緯等を把握し、その方の人生観・価値観を理解して頂きます。又、施設で生活する高齢者の発達段階と、加齢現象、及び認知症への理解を学んでいただきます。
個人ファイルによる情報収集の他、可能な範囲でのご本人様による情報収集を行っていただきます。個人ファイルは一定の場所のみでの閲覧となります。

09
コミュニケーション
高齢者の特徴は様々ですが、個性とは別に、年齢による一般的な特徴や認知症による特徴を示している点に留意して考察してください。
様々なコミュニケーションツールを駆使して、意思の疎通やラポールの形成のために必要な事柄を考えてください。

10
SS入退所見学
施設サービスをご利用になった方が、また来ても良いと思われるようなサービスを提供することが施設の目的の一つです。
退所されるご利用者のご様子から、ご本人の心情を実直に捉えることも大切です。必ずしも良い印象だけではないはずです。

11
ミーティング
その日1日の目標及び学んだこと、疑問点等を1人1人発表していただきます。
疑問点に回答し、達成できなかった事へのアドバイスを行います。否定的な指導はいたしません。
12
記録
記録とは自分が体験したことをありのままに他者に伝えることを目的とします。一般的には客観性が重視されますが、主観的な見方も重要です。
客観とは何か、主観とは何かを考えて、他者には主客がわかるように、その割合も考えて記述してみましょう。個人情報の保護も努めてください。
お申し込み
Entry
お問い合わせフォームのお問い合わせ区分「実習受入」を選択し、
お問い合わせ内容に下記の必要事項をご記入ください。

(1)学校名、(2)担当者名、(3)希望実習名、
(4)実習予定人数、(5)実習予定時期、(6)その他ご要望

その後、各担当者からご連絡いたします。

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